掃除するとき、どのような掃除道具を使っていますか?再利用できる雑巾や使い捨てのウェットティッシュなど、便利なアイテムが市場には豊富に揃っています。
しかし、雑巾は洗濯が面倒であり、ウェットティッシュは使い捨てのためコストがかさむ点が問題です。
これを解決するのが、家にある着なくなった服を活用して作るウエスです。このウエスは使い捨て可能で、洗濯の手間も不要です。また、古着の再利用により、コスト削減と服の整理が同時に行えるというメリットもあります。
この簡単な方法で、環境にも財布にもやさしい選択をして、掃除の新しいスタンダードとして取り入れてみませんか。
ウエスの活用とその特性について
ウエスは、機械用の油汚れやその他の汚れを効果的に拭き取るために使用される布製品です。「Waste Rag」と英語で表されることが多く、直訳すると「使い古した布片」という意味になります。
「Waste」という言葉は一般的に廃棄物を指すため、ウエスはこの言葉が起源とされています。
ウエスと雑巾の違いを以下に説明します。
ウエス
- 使い捨て用に設計されています。
- 使用済みの衣類など、リサイクル素材から作られることが多いです。
- 縫製を行わず、耐久性は比較的低いです。
雑巾
- 洗って繰り返し使用することが可能です。
- 新しく購入するか、使用しなくなったタオルを再利用して作られます。
- 複数の布を重ねて縫製することで、強度が増します。
雑巾は購入や自作に一定の手間が必要ですが、その分、繰り返し使用できるという利点があります。
一方で、ウエスの大きな魅力は使い捨てが可能である点と、不要になった衣服を再利用できる点にあります。
ウエスに最適な布材選びのポイント
ウエスに使う布は、その用途によって適したものを選ぶとより便利に使えます。日常的な拭き掃除で特におすすめなのは、吸水性に優れた布です。以下のような素材が適しています。
タオル
厚みがあり取り扱いやすいため、特におすすめです。
綿や麻100%の服や寝具
これらは吸水性が良いですが、薄手のものが多いため、大きめにカットして二つ折りにすると使いやすくなります。
また、ポリエステルが混じった下着などは吸水性が低く、ウエスとしては不向きなことがありますので、使用する際は注意が必要です。
ウエスの手作り方法
ウエスは、不要になったタオルや服をお好みのサイズに切るだけで簡単に作れます。一般的には5cm×10cmくらいの手のひらサイズが掃除に使いやすいです。私は通常、目分量でカットしていますが、これでも充分に機能します。
使用しなくなった衣類もウエスとしてリサイクルすることで、捨てるタイミングが分かりづらい服も整理しやすくなります。
布をカットする際は、紙用のハサミではなく、布専用の裁ちばさみを使用すると、切りやすくなります。裁ちばさみは手芸店で入手可能です。私はハンドメイドが趣味なので、このハサミを使用して効率良く古着を切っています。
裁ちばさみで紙を切ると切れ味が落ちるため、布専用に使うことをお勧めします。
手作りが面倒な方は、完成したウエスを通販で購入することも一つの選択肢です。
ウエスの便利な使い方
ウエスは、使い捨てのティッシュやウェットティッシュのように掃除に使用できるため、非常に便利です。さらに、通常の布巾としてもその効果を発揮します。
掃除でのウエスの使用方法
私は、キッチンや洗面所など、日常的に掃除をする場所にウエスを常に用意しています。掃除の際は、まず乾いたウエスでほこりをさっと拭き取ります。
その後、クエン酸スプレーや適切なクリーナーを使用し、もう一度乾いたウエスで拭き上げます。最終的に、水を含ませたウエスで仕上げ拭きをして、綺麗に仕上げます。
布巾としてのウエスの使用方法
ウエスは、食事の前後にテーブルを拭いたり、キッチンのお盆を清潔に保つためにも役立ちます。使用後のウエスは即座に廃棄可能なので、常に新しいウエスと交換することが簡単です。
このように、通常の布巾よりも管理が簡単で、大変便利に使えます。
まとめ
古着をウエスとして使い始めたことで、不要な服の処分が楽になっただけでなく、掃除の手間も大きく削減されました。家事の負担の多くは、こうした小さな面倒から生じることが多いです。
私が以前苦痛に感じていたのは、拭き掃除をするためにバケツを用意し、雑巾を洗って乾かすという一連の流れでした。しかし、ウエスを使用するようになってから、これらの手間が不要になり、拭き掃除がずっと簡単で気軽に行えるようになりました。
日々の家事で嫌な作業を減らすことができれば、家事全般に対する抵抗感も自然と減っていきます。